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  高病原性鳥インフルエンザ講演会の開催結果  
  平成22年2月5日(金)
 
静岡市葵区紺屋町 クーポール会館

イベント報告
 
日時 平成22年2月5日(金)
場所 静岡市葵区紺屋町 クーポール会館
研修会の内容
(社)静岡県畜産協会は去る2月5日(金)、静岡市内「クーポール会館」において「高病原性鳥インフルエンザ講演会」を開催した。
「鳥インフルエンザ総論―鳥、豚そして新型インフルエンザ」と題して北海道大学大学院獣医学研究科 迫田義博准教授、「うずら農家で発生した高病原性鳥インフルエンザ」と題して愛知県東部家畜保健衛生所新城設楽支所 太田光則支所長から、それぞれ貴重な講演であった。
参加者は、生産者、生産者団体、市町、家畜保健衛生所、農林事務所、農政事務所、獣医師、養鶏関連会社、ホームページで知ったという県外家畜保健衛生所など、会場一杯の総勢約90名であった。両講師に対して多くの質問があり、依然として高病原性鳥インフルエンザ発生のリスクは高まっているといわれているだけあって、関心の高さをうかがわせた。
最近、豚における発生や、人も関係した新型インフルエンザの発生など社会問題化しているだけに、鳥インフルエンザのことを、ウイルスのことをもっと知って理解を深めたいという声も多い。
迫田准教授は、変異するウイルスの特性や病勢の変化、感染の仕方や感染拡大の理由などをわかり易く、高病原性トリインフルエンザの発生を防止するためには、むやみに恐れることなく、消毒を励行し、野鳥や野生動物または人や車などによってウイルスが鶏舎内に持ち込まれることのないように、基本的な対策をしっかりやることが大切であるという講演であった。
続いて、愛知県豊橋市周辺で発生した、うずら農家で発生した「高病原性鳥インフルエンザ」を講演した太田光則支所長は、病原性が弱いタイプの鳥インフルエンザの検査の難しさと防疫処理が比較的スムースに実施できたのは、関係市の協力があったこと、うずらが小さいことから産業廃棄物処理で使用するペール箱で行ったことが報告された。
経営再建では、うずらの育成場が愛知県内では無いことから雛の導入ができないことから、時間がかかっているが、ほぼ70%程度まで羽数は回復しているとの報告であった。

 

 
 
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