イベント情報

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  第14回静岡県畜産堆肥共励会・耕畜連携交流会  
  開催日時
平成24年10月18日(木)  
開催場所 大井川農業協同組合「農産物集出荷場」

静岡県では、畜産農家の堆肥生産技術の研鑚と耕種農家等の消費者ニーズに合った堆肥生産に資することと、畜産農家、耕種農家それぞれの理解や協力関係をより深めるため堆肥共励会及び耕畜連携交流会を開催し、良質堆肥生産技術の向上と流通利用の促進を、地域社会・地域農業に深く根ざした資源循環型農業を図ることを目的に開催した。

イベント報告
 

本共励会は、本年度で第14回目を迎えた。今年も出品点数は85点と多く良質な畜産堆肥が出品された。内訳は酪農33点、肉牛22点、養豚15点、養豚14点その他1点であった。審査は畜産及び農業技術研究所から4名の審査員と堆肥を利用する耕種農家の代表として、茶、果樹、野菜、花き、水稲からそれぞれ2名の特別審査員10名で審査が行われた。
審査講評は知久県畜産技術研究所中小家畜研究センター資源循環科長から本共励会の審査基準に基づいた、色、臭い、形状、水分、成分について行い、特別審査員は堆肥を使う立場から施用してみたい堆肥を選んだ。今回の出品堆肥は品質が良く、適度に水分調整された堆肥が大部分を占めていると大変優れた堆肥と評価された。
審査結果は、最優秀賞(静岡県知事賞)に酪農の部から富士宮市「赤池 昭吾」氏が選ばれた。赤池氏は第4回・第6回に続き最優秀賞は3回目である。
最優秀特別賞(静岡県議会議長賞)には、肉牛の部の「切山坂口堆肥生産利用組合」(牧之原市)が選ばれた。
特別審査員の意見として、茶代表者は茶価の低迷により堆肥は有効に活用したい、高齢化に伴い使い易いペレット状も好ましい。
野菜代表者はどの堆肥も大変素晴らしい堆肥で驚いた。使い勝手のよい堆肥は形状、水分、臭い、特にハウスで利用する場合は臭いのないものに限る。
花き代表者も混住化の中で花を栽培しているため、臭いのある堆肥は使えない、また
花持ちを考えるとリン酸、カリが必要である。
果樹代表者は、畜産堆肥に何を求めるか。肥料成分が低く、水はけの良い形状の荒いものが望ましい。永年性の果樹にはメリハリのある堆肥が必要である。
水稲代表者は、甲乙付け難い大変素晴らしい堆肥が出品された。水稲は他の作物と違い形状の荒い物は嫌う。ペレット状や粒状の堆肥が好ましい。
以上の審査講評が各特別審査員から出され、好評のうちに終了した。
当日の審査風景及び受賞堆肥の写真は、こちらから。

 
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