イベント情報

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  第13回静岡県畜産堆肥共励会・耕畜連携交流会  
  開催日時
平成23年10月27日(木)  
場所 静岡県磐田市富丘(静岡県立農林大学校講堂)

静岡県では畜産農家の生産する畜産堆肥の生産技術の向上を図るとともに、耕種農家等の二―ズに合った堆肥の生産を促進するため、静岡県畜産堆肥共励会を毎年開催している。
畜産堆肥共励会は、畜産堆肥を生産する側と利用する耕種農家相互の理解を深め、製品の質の向上と製品の流通の促進を図る事を目的に、静岡県・社団法人静岡県畜産協会・静岡県畜産技術協会・静岡県良質たい肥生産流通促進協議会等の共催による、畜産堆肥共励会・耕畜連携交流会を県立農林大学校講堂において開催した。

イベント報告
 

畜産堆肥共励会は、本年度で第13回目を迎えた。昨年は宮崎県での口蹄疫の関係で出品点数は少なかったが、今回は84点と非常に多く良質な畜産堆肥が出品された。内訳として、酪農35点、肉牛17点、養豚15点、養鶏15点、その他1点であった。
審査は静岡県の畜産及び農業関係研究所から4名の審査員と利用する耕種農家の代表として茶、果樹、野菜、花き、水稲のそれぞれ2名づつの特別審査員10名で審査が行われた。
審査講評は、知久県畜産技術研究所中小家畜研究センター資源環境科長から、誰でも使い易い良質堆肥として、臭い、水分、形状と成分内容等が審査の基準としたが、全体的にレベルの高い完熟堆肥であったと評価された。
審査結果として、最優秀賞(静岡県知事賞)に、肉牛の部の「森のゆうき生産利用組合」が選ばれた。当組合は第11回でも最優秀賞に選ばれ2回目である。
最優秀特別賞(静岡県議会議長賞)には、酪農の部の「人穴第2堆肥組合」が選ばれた。
耕種サイドの意見として、茶生産者からは、安価が第一で次に形状の荒い物がよい、セシウム等の問題があるのでトレサビリィ―や履歴の判る物、常に情報の公開をお願いしたい。
果樹生産者からは84点の出品があったが、ペレット化された堆肥がなかった。マルチ資材として利用したく果樹に合った堆肥づくりをお願いしたい。
花き生産者は、露地・施設内で使うことが多いので臭いのないものが好ましい。粉状の物は使わない。
野菜生産者は、施設内(ビニールハウス)で使うのでリン酸値の高い物ものはダメ、成分内容を考慮する。
水稲生産者は、窒素を抑えた堆肥がよい、使用量も多いので臭いがなく、安価な物が求められている。
以上の審査講評が各耕種作物生産者から出され、公表のうちに終了した。
当日の審査風景及び受賞堆肥の写真は、こちらから。

 
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